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い部分を快速化しました。咋年の10月から3か月間試行した結果、所要時間は30分から25分に5分間短縮されました。5分というと僅かですが、心理的な効果はそれなりにあるのではないかと思います。利用者は1日当り1路線で92名増え、利用した者の評価も悪くないため、今年1月から本格実施しています。 以上が金沢市が取り組んでいるTDM施策の概要となります。これまでの経験から申し上げることは、自治体だけではなく、周辺の自治会はもとより県・事業者等の協力体制が不可欠であり、とりわけ警察との密接な連携が重要だと思います。実施のためには経費が必要であり、必要経費の確保をしなくてはならず、実施主体間での費用負担の整理ということも大切です。さらに市民の理解と協力も不可欠であり、そのためにもPRは積極的に行うべきと思います。試行を絶えず繰り返し、1度行ったら必ず評価・検証することも必要と思います。さらに本格実施後においても評価と検証は欠かせないと考えています。 こうしたものは難しい施策であり、苦労も多いが効果は期待されると思っており、失敗を恐れず取り組まなければいけないと考えています。しかし、TDM施策がオールマイティであるとは思っていませんが、バスが利用しやすくなる条件整備であるとしたら、実践すべきと思っています。私は市長ですが、1週間に1度バスで登庁しています。その際、奇異な目で私を見る人がいますが、1週間に1度と恥ずかしい回数だが、何故市長がバスで登庁するのかというのが市民の中に広がって欲しいと願っています。また、何故、市民のバス交通なのかという意識の啓発に努力をしたいと思います。 以上、申し上げて、説明・報告に変えさせていただきます。
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